Let’s enjoy

研究室のメンバーに目標や興味あることを聞いてみました。

ためになった本 No.1:「知的生産の技術」 梅棹 忠夫 著

ノートの作り方に悩んでいる皆さんにおすすめします。(2022/5/17 written by HKS)

ちひろ蔵書

ちひろさん(修士1年)が最近読んだ本を紹介してくれます。

ちひろ蔵書 No.7

「大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!」 斎藤恭一 著

タイトルに惹かれて手に取りました。千葉大学工学部の志望人数を増やすため、大学生の能力を伸ばすため、大学の組織経営を回すため、研究費を獲得するため、、、、大学教授の日々取り組んでいる活動がこれを読むだけで目に浮かびます。なかでも私は、著者が大切にしている「大学での研究の第一優先は、研究を通して学生の能力を伸ばし高めることである」という考えを読んだ際に、学生が行う研究の意義を改めて実感しました。文理選択に悩む高校生や現在理系大学に通っている大学生、そして大学教授など読む人の立場によって読了後の感想が変化する本だと思います。是非あらゆる世代の方に読んでほしいです。

ちひろ蔵書 No.6

「人生を面白くする本物の教養」 出口治明 著

教養」と聞いて何を思い浮かべますか?私はこの本を読むまで、”専門外の知識にも広く精通している”というイメージがありました。しかし読了後には、単に知識を持っているだけでなく、“知り得た知識を元に自らの意見を持ち、自分自身とともに社会を向上するための行動をとる”ことこそが本物の教養だと感じました。「数字・ファクト・ロジック」といった考え方をベースに「本・人・旅」を通して教養を身につけた著者の税・少子化・外交問題といった種々の時事問題に対する意見は全て論理的で非常にわかりやすく、ページをめくるごとに著者と対話しているようでした。教養を身につける術も述べられており、大学生からでも実践できる方法がためになります。本学の図書館にありますので是非一度手に取ってみてほしい一冊です。

(2022/9/18 written by CK)

ちひろ蔵書 No.5

「思考の整理学」 外山 滋比古 著

人間がアイディアを出すときに大切なステップ(発酵や寝かせる等)や、アイディアを出す・整理するための方法を説いた本です。

序章に書かれていた「人間にはグライダー能力と飛行機能力とがある。前者は受動的に知識を得る。後者は物事を発明、発見する」「優等生はグライダーとして優秀で言われた通りのことをするのは得意だが、自分でテーマをもてと言われるのは苦手」という内容が印象的でした。グライダー兼飛行機人間になるための思考の整理法が余すことなく紹介されているため、「自分で考える」本当の思考力を身につけたい人におすすめです。

(2022/8/20 written by CK)

ちひろ蔵書 No.4

「三千円の使い方」 原田 ひ香

人は三千円の使い方で人生が決まるよ、という主人公の祖母の一言から始まる小説です。

大卒社会人の主人公美帆をはじめ、姉、母、祖母のそれぞれの人生とお金に纏わるエピソードと、お金について考えることで見えてきた生きがいや家族の形などお金では買えないそれぞれの気づきが詰まっており、ライフステージが変化する度に読み返したくなりました。フィクションだけどノンフィクションのような、どの世代の人が読んでも共感できる作品だと思うので是非一度読んでほしいです。

(2022/6/18 written by CK)

ちひろ蔵書 No.3

「サクッとわかるビジネス教養 地政学」奥山真司 著

今年に入りロシアウクライナの緊張が高まり、現在も戦争が続いています。また今年から高校の必修科目に地理総合が加わりました。そのため、この機会に地理と政治を絡めて世界を見る地政学を学びたいと思いこの本を選びました。

本書ではイラストで世界の簡単な背景が描かれ、シーパワーやランドパワーといった地政学の用語も初心者向けに分かりやすく説明されています。最後に書かれていた、それぞれ異なる背景を持つ人々が「自分たちに都合のいい平和」を求めるからこそ絶えず争いが起こるという筆者の言葉が印象に残り、より学びを深めていきたいと思いました。地政学に触れるきっかけの一冊としておすすめです。

(2022/6/2 written by CK)

ちひろ蔵書 No.2

「20代で得た知見」F

「二十代の人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かされたかで決まる」と考える著者が、自分を含め様々な人から集めた断片を知見として紹介した本です。本書では様々なジャンルの知見が138個紹介されており、中でも私は「私たちが生きる理由はSNSに載せられないことをするため」「名言は自分の身体で試す」といった言葉に惹かれました。読み手側の心情や読む時刻によっても刺さる言葉が変化すると感じたため、友人と感想を共有したり、定期的に読み返してみたりするのがおすすめです。

(2022/5/18 written by CK)

ちひろ蔵書 No.1

「喜嶋先生の静かな世界」森 博嗣

大学で研究の楽しさを知る主人公と、その主人公を研究の道に導く喜嶋先生の話。研究にのめりこむ主人公の姿に熱さや孤独を感じ、刺激を受けました。「そんな経験のためにここにいたのか」という喜嶋先生の言葉から、大学院での過ごし方を考え直せた一冊なので、進学を考えている学生や研究室配属前の学生に是非読んでほしいです。

(2022/5/2 written by CK)

今年はPython, 今年も英語

この4月から研究室のメンバーには,独学で” Python 1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ(翔泳社 )”を学習してもらいました。I君(4年生)は,1ヶ月程度でやり終え,次の本”最短距離でゼロからしっかり学ぶ Python入門 必修編 〜プログラミングの基礎からエラー処理、テストコードの書き方まで(技術評論社)”に進みました。C言語は習いましたが,Pythonは初めてです。「C言語より文字列が少なくても同じことができるんだなー。」が感想でした。I君は目下TOEICの勉強にも力を入れています。